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ぎっくり腰?魔女の一撃?なってしまった時の処方箋

みなさん「ぎっくり腰」の経験はありますか?きっと、この記事にたどり着いた方は、今まで経験したことのない腰の激痛にもがき苦しみ、ベッドに横たわりスマホ片手に歯を食いしばっていることでしょう。うんうん、分かりますよ~その気持ち。ギックリ腰になった人しか分からないですからね、その痛み。

ちなみに、僕は人生で4回のぎっくり腰を経験しています。どうすればギックリ腰になるか、自分自身のぎっくり腰発動条件まで把握しているレベルです。人それぞれ発動条件は違うと思いますので参考にならないかもですが、少なくともギックリ腰になってしまったあなたの不安を少しでも取り除くことができたなら、この上ない喜びです。

ぎっくり腰とは?

そもそも「ぎっくり腰」と呼んでいる症状、腰が痛くなって動けなくなっている人を見たことがあると思いますが、どんな病気なのでしょうか?Wikipedia先生に聞いてみましょう。

急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう、acute low back )は、突然腰部に疼痛が走る疾患で、関節捻挫・筋肉の損傷・筋膜性炎症などの症状をいう。

俗称はぎっくり腰(ぎっくりごし)。地方によっては「びっくり腰」とも呼ばれ、欧米ではその病態から「魔女の一撃」とも呼ばれている。急性腰痛症と同意語として用いられることがあれば、病院等によっては筋性腰痛症やファセットペイン等に限定して用いられることがある。

急性の筋・筋膜性腰痛(筋性腰痛症)のほか、腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばん-)、腰椎椎間関節捻挫(ファセットペイン)や仙腸関節性腰痛(せんちょうかんせつせいようつう)などの病態が多いが、稀にスプラング・バック(棘間・棘上靭帯損傷)でも同様の痛みを発する。発生要因等も様々であるが、主に年齢(ヘルニアは若年性だが筋関係は加齢によって好発)や運動不足(急な運動)などが考えられる。なお、腫瘍が原因で起きている場合は、夜間痛・安静時痛が多く起こるので、ぎっくり腰のように損傷事由を特定できる場合は少ない。また最近では、原因を特定できない腰痛を「非特異的腰痛」と呼ぶことがあり、ストレスの影響(側坐核)があるといわれている[1]

参照元:Wikipedia

 

魔女の一撃(1490年)

どうでしょうか「魔女の一撃」。やっぱり欧米の方が表現力が豊かですよね。欧米では魔女は恐怖の存在として恐れられています。それが故、中世ヨーロッパでは魔女を恐れた人々の不安が積み重なり、罪もない女性を魔女とまくしたて、「魔女狩り」が横行した程です。そんな最大恐怖の存在である「魔女」の「一撃」です。

ギックリ腰の痛みのレベル、分かってもらえましたでしょうか?

どんな時になってしまうの?

どんな時でもなります。僕が経験した4回のぎっくり腰はどれもシチュエーションが異なります。今まさにぎっくり腰の痛みに悶えていらっしゃる人は似たようなことしてしまっていないか、確認してみてください。

電車の中で態勢を崩した瞬間

通勤電車で目の前の席が空きました。空いた座席に座ろうと中腰になりかけた瞬間に電車が急ブレーキをかけました。態勢を崩すまいとして、左足で踏ん張った瞬間に腰に雷が落ちました。

しかし、すぐに動けなくなったわけではなく、少し「ビキッ」っていったな程度の感覚で、そのまま20分ほど席に座って電車で揺られていました。目的の駅に到着して初めて、自分が席から立ちあがれなくなったことに気が付きました。

床に落ちたネジを拾う瞬間

自宅でニトリで買ったベットを組み立てていました。家具の組み立ては少なくともネジが20本以上ついてきます。組み立て説明書を見ながら、このネジかなと手で触っているうちに手元からネジが落ちていきました。その落ちたネジを前かがみの姿勢で拾いにいった瞬間に腰に雷が落ちました。

トイレ掃除を終えた瞬間

トイレ掃除は僕の仕事です。便器の前にしゃがみ込んで、ゴシゴシ20分ほどブラシで掃除していました。自分的に満足したところで立ち上がろうとしたら、立ち上がれませんでした。(なんで・・・)

燃えるゴミを捨てようとした瞬間

金曜日の朝は燃えるゴミ回収の日です。1週間分のゴミを溜め込んだ大きなゴミ袋ですが、生ゴミが多かったせいか、その日のゴミ袋は異常なまでに重かったです。それを片手で持ち、集積場に投げ入れようとした瞬間に、腰に雷が落ちました。

いかがでしょうか。僕が経験した4回、どれも規則性が無いですよね。

そうなんです。ぎっくり腰はどんな時でもやってきます

なってしまったらどうなるの?

ぎっくり腰には大きく2タイプ種類があると思ってます。

電光石火系:その場で「ぎっくり!」って音が聞こえるって言います。その瞬間崩れ落ち、立てなくなります。

じわじわ系:「きくっ」と軽めに痛めたな〜という1時間後に立てなくなります。

ぎっくり腰になってしまうと、日常生活でできていたことが全くできなくなります。

  • 朝目が覚めても起き上がれない。
  • 立てない。
  • 歩けない。
  • トイレで便座に座れない。
  • 仰向けで横になれない。

できない、できないと言いますが、「腰の神経を強烈に刺される痛みが走って」できないのです。ちょっとした擦り傷や切り傷、打撲などの痛みは我慢すればなんとか生活できるのですが、ぎっくり腰の痛みは我慢できないのです。

よく言われることですが、「腰」という字は体の部位を表す部首「にくづき」に「かなめ」と書いて「こし」と読みます。人間の身体の要である腰がやられてしまうと何もできないのです。

早く治すためにはどうすれば良い?

お待たせしました。今現在、腰の激痛にもがき苦しみ、ベッドに横たわりスマホ片手に歯を食いしばっているそこのあなた。その痛み、どうやったら早く取り除けるか知りたいですよね?僕の体験したもので、効果があったものをお伝えします。

とりあえず病院に行く

とりあえず病院に行きました。「いわゆるぎっくり腰だと思うんですけど・・・」と先生に伝えると、レントゲンで骨に異常がないか観てくれます。背骨がずれてしまったり、椎間板ヘルニアの症状が確認することは非常に大事だと思いました。僕の場合、レントゲン撮影し、自分の背骨を4回も確認してますが、毎回先生が言ってくれます「キレイな背骨ですね」と。

病院に行って電気治療する

ベッドにうつ伏せになって、電気を流しますが終わった後、痛みが和らいだ気はしませんでした。

人によって差はあると思いますが、僕的には電気は気休めだと思っています。

病院に行って痛み止めの注射を打ってもらう

「痛み止め」と言われただけなので、なんの注射かわからないのですが、痛む腰周辺に1箇所打ってもらいました。そうすると、病院に行くまで死ぬほど辛くて歩けなかったのに、少し痛みが和らいできまして我慢して歩けるようになりました!効果ありです!
(ただし、効果は2時間程度でした)

シップを貼る

病院で必ずシップを処方されるはずです。腰痛は炎症のため「あたため禁止」です。冷シップが処方される筈ですが、これは気休めでしたね。ぎっくり腰中は少しでも痛みを和らげたい一心で、シップは絶やさず貼るのですが、これで痛みは和らぎません。むしろ、冷シップを貼る瞬間に身体が「ヒャッ!」と反応するので、余計腰に悪そうな印象でした。

僕の場合ですが、4回のぎっくり腰経験が導き出した答えがあります。病院に行っていろいろやってみても、すぐに改善されることはなく、「3日間くらいで痛みがなくなり、歩けるようになる」です。

僕は2回目のぎっくり腰の時にこの3日間に気がつき、3回目のぎっくり腰の時に検証しました。発症してから痛みがなくなって不自由なく歩けるまでに何時間かかるかを計測したのです。

72時間

でした。

そして、この3回目の検証結果をもとに4回目にぎっくり腰になった時は病院にも行かず、ただ72時間をカウントしていました(本当は病院に行った方が良い!)。

すると、70時間くらいまでは痛みが走る状態でしたが、ラスト2時間で痛みが弱くなっていく感覚があり、72時間経過したとこで、痛みがなくなりました。

う、うそみたい・・・。

僕はお医者さんでもないですし、理学療法士でもありませんので、あくまでも個人の経験と見解です。その点だけご了承ください。

コルセットも緊急時には効果を発揮しますので、必要に応じて購入してみるのもおすすめです。

ぎっくり腰のまとめ

ぎっくり腰になってしまったら、椎間板ヘルニアなどの背骨に異常をきたしている状態でないかはっきりさせるために病院にいってレントゲンを撮りましょう。もし骨に異常がないのであれば、いわゆる「ぎっくり腰」です。

ぎっくり腰の場合は無心で72時間耐えるのみです。

そうすれば痛みは消えるでしょう。

ぎっくり腰になって、今何時間経過しましたか?

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