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白州を追い求め続け、なんとなく分かってきた購入方法とは?

 白州が買えなくなって約3年間、来る日も来る日も白州のことを考え続け、恋焦がれ、それでもお目にかかれないという生活を続けてきた中で、たまに手に入る瞬間がありました。僕がたまたま白州を購入することが出来た体験をもとに、2021年8月時点でなんとなく分かってきたことをお伝えします。

サントリーシングルモルトウイスキー「白州」とは?

 サントリーが販売しているシングルモルトウイスキーのブランド名の一つです。「白州(はくしゅう)」と読みます。大麦麦芽のみを使用し、単一の蒸溜所でつくられたウイスキーをシングルモルトウイスキーと呼びます(モルト=麦芽)。サントリーから発売されているウイスキーではこの「白州」と「山崎」のみがシングルモルトになります。

 ジャパニーズウイスキーの国際的な人気の高まりによって購入者が増えた結果、原酒不足となった銘柄から出荷休止や終売と、手に入りづらい状況に追い込まれてしまいました。2018年6月に「白州12年」が休売されたニュースをきっかけに、ノンエイジの白州のみならず、山崎、響も店頭から姿を消してしまいました。

「買えなくなっちゃうなら、今まとめて買え!」

 オイルショック時の心理と同じですね。コロナショックでマスクや紙類が店頭から消え、購入のためにオープン時から長蛇の列ができていたのも懐かしいですが、人の心理はこんなものです。

と言いつつ、僕も白州が欲しいので白州蒸留所まで行ってしまったのは2018年のことです。

白州は販売されていないのか?

 いえいえ、そんなことはありません。ノンエイジの「白州」、「白州18年」、「白州25年」は出荷調整をしながら販売中だそうです。つまり、どこかに流通はしているということです。原酒不足を補うために販売休止していたのが「白州12年」ですので、販売されていないのは「白州12年」だけということになります。

 ただし、白州を追い求めていらっしゃる方は痛いほどお分かりかと思いますが、ほんとにお店で売っているのは見かけないですよね。

 とある都内の老舗の酒屋さんの入り口を通りかかった時の話ですが、ディスプレイが店外から見えて、白州が並んでいるのが見えたので思わず立ち寄ってしったことがありました。しかし、お値段が希望販売価格の1.5倍でした。

 買いませんでした。僕は定価で買いたいのです。

ネットで購入できる白州

 店頭になければネットで探すということで、Amazonや楽天をチェックしました。

白州売ってますね。しかし。。。

 ノンエイジの白州で大体8,000円~10,000円の価格がつけられているケースが目立ちます。サントリーが公開している希望小売価格 は4,200円ですので、約2倍の価格設定が当たり前になっています。

 希少価値が高まっているため、値段が上がってしまうのは仕方がないのかもしれませんし、希望小売価格なわけですから、販売店が高い金額で販売しても良いのです。

 良いのですが、

「僕はやっぱりサントリーさんが出している希望小売価格で購入したい!」のです。

 だって、原酒確保のためにサントリーさんは設備投資を行って、ジャパニーズウイスキーを安定供給できるよう、待ってくれているファンのために少しでも多くの原酒を確保できるようにと努力されているのです。そして、販売店さんに卸値価格で提供されているわけです。希望小売価格4,200円(税込4,620円)とメーカーが言っている以上、卸値はそれより低い金額なわけです。さすがに仕入れ値3倍くらい(かな?)の価格設定されているな・・・と思っちゃうと、おうちで白州が飲みたい僕でも買う気になりません。(お金の余裕もないし・・・)

参考までに、サントリーが公開している白州それぞれの希望小売価格はこちらです。

  • 白州    4,200円(税込4,620円) 4,500円(税込4,950円)
  • 白州12年  8,500円(税込9,350円)10,000円(税込11,000円)
  • 白州18年  25,000円(税込27,500円)32,000円(税込35,200円)
  • 白州25年 125,000円(税込137,500円)160,000円(税込176,000円)

※2022年4月1日(金)に価格改訂されました。

どうしたら白州を定価で購入できるのか!?

 2021年3月30日、サントリーより「白州12年」を数量限定で再販売するというリリースがありました。このチャンスで何としてでも手に入れたいと思いながら、どうしたら良いかもわからず時間が過ぎていきました。3月30日当日を迎え、お店に行ってみましたが売っているわけもなく・・・残念ながら、白州12年にお目にかかることはできませんでした。

 話を戻しまして、ノンエイジの白州は定価で買えるのか問題ですが、結論から言いますと「定価で買えます」。いや、「定価で買える時もあります」です。

 僕は寝ても覚めても「白州がほしい」と思っているので、スーパーでもコンビニでもドラッグストアでも酒店でも、絶対ウイスキーの棚を見てしまう癖がついています。1週間で例えるなら週5回はどこかしらのお店でウイスキー棚をチェックしているイメージです。

 そうすると、タイミング良く白州が棚に並んでいる(1、2本の世界)瞬間に巡りあうことがあります!その瞬間を逃さず、4,200円(税込4,620円)のウイスキー買ったら怒られるかなとか考えず、即買う気持ちが大切です。躊躇って、次の日お店に行ったところで、絶対に売り切れてますから。

 さて、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。僕なりの「定価で白州を買える(チャンスが増えるかも)方法」です。

各店舗のウイスキー棚のチェックを欠かさない

 前述の通りです。お店側の方はお客様の公平を期すために「いつ入荷するかわからないんです~」と言います。実際、本当に入荷未定でわからないということもありますが、ある程度のチェーン展開をしているスーパーやコンビニ、ドラッグストアで「いつ入荷するかわからない」なんてことはあり得ません。発注可能数、リードタイム、入荷日等の情報が分かってなかったら販売戦略もクソもありませんので。

 でも「いつ入荷するかわからないんです~」と言わざるを得ないことがほとんどですので、あまり深く追究せず、自分の運試しもかねて、根気よくウイスキー棚をチェックしましょう。

チェーン店が定価で買える可能性が高い

 個人経営の酒屋さんなどは、自分で販売価格を決められるため、希少性に応じて価格設定をすることが可能です。ただしチェーン店の場合、他店との価格差が出てしまって、統制がとれていないなと消費者に思われてしまうと面倒でもありますので、メーカーの希望小売価格通りに販売されている可能性が高いです。

 チェーン店はむしろ、メーカーに対して大量発注による仕入れ値価格の交渉を行い、その結果お客様に希望小売価格よりも安い価格で商品を提供(セールなど)することで、お客様に店舗に来て頂く機会を増やし、様々な商品を購入してもらい、結果的に一客当たりの単価を上げる努力をしています。つまり、メーカー希望小売価格より高値で設定するということは通常考えにくいのです。

Amazonでも定価で買える時がある

 「ネットでは定価で買えない」という話をしていましたが、最近びっくりして思わずポチっとしてしまいました。白州が定価で買える状態だったので思わず購入してしまったのですが、少々からくりがあります。

それがこちら。

「知多」「碧Ao」の3本セットというからくりです。抱き合わせと言われると印象良くないですが、僕としてはサントリーのウイスキー大好きなので、「知多」に「碧Ao」も楽しめて、お目当ての「白州」まで手に入るなんて最高のセットです。各希望小売価格が下記になりますので、

サントリーウイスキー「知多」     3,800円(税込4,180円)
サントリーウイスキー「白州」     4,200円(税込4,620円)
サントリーワールドウイスキー「碧Ao」 5,000円(税込5,500円)

単純計算で13,000円+送料1,200円(酒瓶ですので梱包が特殊)と考えれば、白州を定価で購入したと言えるでしょう。レビューに記載されている方のコメントを見ると、確かにこのセットだと転売目的の方は買い辛いですよね。知多と碧Aoはお店で普通に購入できますので。

そして、私は白州をいただく際に専用のうすづくりタンブラーを使います。写真で良く見かけるグラスですが、Amazonで買えますので雰囲気を上げるためにもお一つ如何でしょうか。

 まだまだ買いたい時に買えない白州ですが、最終的な目標は「白州25年」ゲットですので、あきらめずに頑張りたいと思います。

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