清里中央オートキャンプ場は標高1200メートルの高地に位置しており、周囲は山に囲まれ北は八ヶ岳、天然水でもお馴染みの南アルプスとまた、登山やハイキングコースも数多くあります。高原地帯のため朝晩の気温差があり湿度も低く夏場でもエアコンなどなくても清々しく過ごせます。
テントキャンプ初心者ということで、一度行ったことのある(その時はトレーラーハウスだった)キャンプ場である清里中央オートキャンプ場を目指します。
清里中央オートキャンプ場の位置を確認
すすき野から出発なので、横浜青葉ICまたは東名川崎ICから高速に乗ることになります。東名の海老名JCTで圏央道に入り、八王子JCTで中央自動車道に入り、長坂ICで降りて向かうルートになりました。ナビによっては長坂ICの手前にある須玉ICで降り口を案内されることもあります。

ナビによれば目的地まで2時間20分ほど。これは距離的に近い方だなと高を括っていました。
海老名経由の圏央道コースは渋滞注意

神奈川県を出ずして終了のお知らせです。
こちら、海老名JCTと八王子JCTのちょうど真ん中あたりに位置する葉山島付近です。清里方面に向かう同じルートは三回目ですが、圏央道は必ず渋滞するという嫌な記憶が蘇ってきました。

7:34の時点で相模原IC付近。目指す清里までは残128kmで到着予測は2時間後ですが、三回のドライブ全て百発百中でとてつもない渋滞に巻き込まれているので、このルートは絶対に渋滞するのだと思います。相模湖ICを抜けるまでの15km程度の渋滞。抜けるのに90分かかる予測が電光掲示板に表示されていました。
できれば夜中に出発して、明け方に付近の双葉SAなどで仮眠するのが良い戦略でしょう。
渋滞は宿命であると諦めて根気よく運転を続け、清里中央オートキャンプ場に向かう前に目的地としていた清泉寮ジャージーハットにようやく到着しました。
6:15にすすき野を出発し、11:30のことでした。
清泉寮にてソフトクリーム休憩

清泉寮ジャージーハットと呼ばれる施設です。渋滞の辛さも吹き飛ぶ景色。P2駐車場に車を停めて、道路を挟んだ向かい側に見える光景です。

清泉寮に訪れた際は必ず試して頂きたいソフトクリーム。清泉寮の代名詞と言っても過言ではない、ジャージー牛乳を使った一押しのソフトクリーム(400円)です。

おいしさの秘密はジャージーミルクと八ヶ岳のおいしい水、それ以上は企業秘密であると公式ページにて表現されているだけあり、一口で濃厚な甘さとミルク&バニラの風味が口に広がります。また、通常のソフトクリームよりも2倍柔らかい印象で、すぐに溶け出しますので気温の高いシーズンは注意してください。

ジャージーハット内では清里ハム工房で作られたハムやソーセージが販売されています。のちほどキャンプ場で食べようと考え、写真右上の「清里ハム工房フランクフルト(1,112円)を購入しました。

清里ハム工房の棚の隣にはジャージー牛乳の棚がありましたので、フランクフルトを購入するついでに「清泉寮ジャージー牛乳小びん(230円)」も購入しました。

ジャージーハットの外に出ました。清泉寮に向かう上り坂の中腹からの一枚。南アルプス連峰と空のコントラストが抜群です。
さて、この景色を見ながらジャージー牛乳をぐびっと。

牛乳好きにはたまない一瞬。八ヶ岳や富士山、南アルプスを望みながら飲む清泉寮のジャージー牛乳は別格です。息子に半分取られました。

ジャージーハットの目の前には牧草地帯が広がっています。僕は息子とフリスビーを思う存分投げ合いました。走り回りました。大自然最高です。

9月の三連休ともなると気温は20度ほど。秋の気配を感じさせるアキアカネ。

こちらが「清泉寮」本館です。ホテルなんですね清泉寮は。
清泉寮は、現在ではロッジ、コテージ、レストラン、キャンプ場などを有する宿泊・研修施設であるが、建設当初の1938年(昭和13年)は、清里開拓の父と呼ばれるポール・ラッシュが指導したKEEP(Kiyosato Educational Experiment Project:清里教育実験計画)の一環としての日米協会青年活動によるキリスト教研修の中心施設であった。当時まだ貧しかった山梨県のこの地に大きな可能性をもたらし、キリスト教信者のみならず多くの人をひきつけた。清泉寮という名称は、1937年(昭和12年)秋に現地を視察した立教大学の高松孝治教授司祭により名付けられた。高松は、「キャンプは清里駅から上っていくが、地番は大泉村に入っている。それなら両方を取って清泉寮としたらどうか」と提案したという。
Wikipediaより

清泉寮に面する大通り「ポールラッシュ通り」の由縁にもなっているポール・ラッシュ博士像があります。

清泉寮本館の外観図。素敵です。

こちらは清泉寮新館レストラン。キャンプも良いですが、清泉寮宿泊も憧れますね。
さて、キャンプ場のチェックイン時刻は14:00になりますので、13:00に清泉寮を出発し、山梨県北杜市では有名な「ひまわり市場」で買い物をして向かう事にしました。
キャンプ場近くのスーパーで買い物

肉も野菜も魚も全部揃えられる良いスーパーが八ヶ岳にあるなんて嬉しいですよね。キャンプなので食材はしっかり準備していきたいものですが、万が一準備時間がなかった時でも現地で調達できます。
なにやらアピールが強いアスパラガスがあったので、こちらを購入しました。
ひまわり市場に寄り道して、14:20頃に清里中央オートキャンプ場に到着しました。
清里中央オートキャンプ場に到着

清里中央オートキャンプ場の全体図はこんな感じです。
清里中央オートキャンプ場への到着からチェックインが済んだのは14:30でした。中心地にある管理棟にてチェックインの手続きを済ませると、どこの区画を使えるか案内してくれます。今回はオートキャンプサイト(電源あり)を予約しまして、区画は42とのことでした。

管理棟を出て左手を見渡すと既にこれだけの宿泊客がいました。9月の三連休初日の土曜日ということもあり、すべてのサイトが埋まっていたようです。
この緩やかな坂を下り、最初に右手に入れる砂利道を入ると今回の区画42が見えます。
電源ありサイトの方が良いのか!?

こちらが、砂利道を右手に入る道の入り口です。正面に見える木々の突き当たり右手にある区画が42です。

「電源ありサイト」なのですが、実際に電源が取れるのはこの「42」と書いてある石柱からです。そのためチェックイン時に10mくらいの延長コードを貸与されます。僕らは結局使いませんでしたが・・・。
きっと「電源なし」「電源あり」でエリアが決まっているので、電源を使わなくても「電源あり」にした方が場所が良いということもあり得そうです。

こちらが電源ありサイトの区画42です。どこに車を停めるのかわかりませんでしたが、写真の通りエクストレイルがある所が駐車スペースになります。
手前のスペースにテントやタープを張るわけですが、それなりにスペースがある印象です。
管理棟でハンモックを借りる、または自前で持って来れば2本の鉄柱に引っ掛けて使えます。

区画42から左手を見ると、区画120と121があります。こちらの区画の方がさらに広く見えましたし、隣同士の感覚が広いので、次回予約時に区画番号指定が可能ならどちらかにしたいと思います。

テント設営が完了しひと段落。写真右手が今回宿泊する区画42になりまして、右隣から118、117、116、115と続きます。たまたま角地でしたし、正面はキャンプ場全体を囲う雑木林群なので、林間という感じで非常に良かったです。
区画1~24だとキャンプ場の内側になってしまうので、林間の感じは得られなさそうでした。

テント設営が完了しましたので火起こしに入ります。キャンプ初心者という事でブログやらメディアサイトを見た結果、ユニフレームのキャンプファイアグリルを購入して使っています。

清泉寮ジャージーハットで購入した清里ハム工房のフランクフルト。

本日のオープニンググリルということで、清里フランクフルトのみを豪快に炭焼きにします。

焼きあがった清里特選のフランクフルトとタヒチのヒナノビールで乾杯です。「最後の楽園、タヒチの素晴らしさを伝えたい③〜ヒナノビール〜」で書きましたが、キャンプの乾杯はなるべくヒナノビールにしたいと考えています。
フランクフルトが太いので、中心まで火が通る前に表面の皮が割れ始めてしまったので、写真だけ取り、最終的にはカットして焼き直ししました。
アウトドアでソーセージを炭焼きしてビールで乾杯。これがキャンプの醍醐味ですね。
ちなみに、こちらの清里中央オートキャンプ場から車で25km(約35分)離れた地点にサントリー第二のモルトウイスキー蒸留所として1973年に誕生した「白州蒸留所」があります。
「サントリー白州が売ってないので、白州蒸留所まで行きました」にて、詳細記載してますので是非ご覧ください。
清里中央オートキャンプ場概要

住所 | 〒407-0302 山梨県北杜市高根町浅川水頭152-1 |
Tel | 0551-48-3302 |
営業日・定休日 | シーズン営業 3月中旬~11月末まで 定休日なし(無休) |
チェックイン | 14:00(アーリーチェックイン10:00 要前日電話確認) |
チェックアウト | 12:00 |
化粧室 | 洋式(温水洗浄便座)かなり綺麗、ハンドソープあり |
料金 | 繁忙期とオフシーズンで値段が違う。半額のキャンペーン時期は公式サイトで発表されているので要チェック。 オートサイト・・・3,800円~5800円(繁忙期) AC付サイト・・・4,800円~6800円(繁忙期) ログキャビン・・・10,000円~13,000円(繁忙期) トレーラーハウス・・・16,000円~22,000円(繁忙期) |
サイト | 土の上に砂利 |
その他 | 予約は公式サイトからフォームで申し込み。 予約完了の返信メール(おそらく人力)の後、 郵送にて予約票が送られてくる。 宿泊料はチェックイン時に決済。 カード決済はVISAまたはMaster。 管理棟にトイレ、コインシャワーあり。 温水シャワー、ランドリー、遊具広場、公衆電話あり。 ハンモック、マウンテンバイクなど貸し出しあり。 こども向けの自転車、キックスケーター、ストライダーなどは 24時間1,000円でレンタル。 |
清泉寮ジャージーハット概要

住所 | 〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545 |
Tel | 0551-48-4441 |
定休日 | なし(年中無休) |
営業時間 | 9:00~18:00 (9/17より17:00まで営業) |
駐車場 | 有(無料・200台) |
化粧室 | 様式:洋式(温水洗浄便座) 設備・備品:ハンドソープ |
携帯 | 携帯の電波が入る( Softbank 、docomo 、au ) |
バリアフリー | スロープ、多目的トイレ有 |
その他 | 足湯(無料) |