我が故郷である村上に行く際に使わせてもらう関越自動車道。群馬県と新潟県の境目にある11kmに及ぶなが〜い関越トンネルに入る前に、必ず立ち寄るパーキングエリアである谷川岳PAをご紹介します。
谷川岳パーキングエリアとは
谷川岳PAは群馬県利根郡みなかみ町にある関越自動車道のPAです。関越自動車道の下りでは、群馬県最後のPAであり、関越トンネルの手前ということもあり、谷川岳PA(上り)は冬場のチェーン脱着場としても利用されます。
雪国っぽくない群馬県とは言え、ノルン水上などのスキー場があるくらいなので、冬シーズンは雪が積もります。積雪の際はチェーン着用が必要になりますが、関越トンネルではチェーン着用のまま走行することはできませんので、こちらの谷川岳PAで一度チェーンを取り外し、トンネルを抜けた土樽PAで改めてチェーンをつける必要があります。
谷川岳PAは峠越えの重要なポイントですね!
実際に行ってみよう
『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった』
川端康成の小説『雪国』の有名な冒頭ですが、トンネルを抜けた湯沢町が舞台ということで、この関越トンネルはそれを体感させてくれます。
関越トンネルの話ばかりですが、主役はその手前にある谷川岳PAです。

谷川岳PAまで1km地点となりますが、さすが群馬県最後のPAともあり、山々に向かって走行している感じです。登坂車線があります。
しっかりと「チェーン脱却場」と看板も出ていますね。

さあ、まもなく谷川岳PA(下り)に到着します。正面にそびえる山々の光景を見て頂ければ、これから峠越えを仕掛ける前の安息の地に思えます。
谷川岳PA(下り)に到着
谷川岳PA(下り)は2015年にフルリニューアルされ、建物もきれいでトイレもきれい、そしてベビーコーナーなど、最近の施設らしくかなり充実しました。

外観もオシャレな感じです。

群馬県と新潟県の県境にそびえ立つ三国山脈の壮大さと美しさを目の当たりにします。

大自然に囲まれたPAで車を停め、大きく深呼吸してみてください。
施設内は木目でログハウス風
こちらが施設内の写真です。

木目が目に優しいですね。観光情報や交通情報、気象情報などディスプレイで見れるようになっています。休憩スペースにはテーブルと椅子もありますので、PAとは言えどSAのような居心地の良さが感じられます。
お土産を購入できる売店もありますし、空腹を満たすための食堂もあります。
谷川の六年水を飲もう

谷川山系の雪解け水が6年かけて浸透したものを、飲料水として飲めるようにしています。
建物内の売店にて六年水を持ち帰るための容器を販売しているようですが、ほとんどのドライバーは空きペットボトルや空きポリタンクを持参して、この六年水を汲んで持ち帰っています。
さて、僕も1杯。
ゴクリごくり。
やっぱ、この山々に囲まれて外で飲む湧き水は最高ですね!
大自然のど真ん中にある谷川岳PAでゆっくり流れる時間を味わいながら、一服なんて最高じゃないでしょうか?
このあと、関越トンネルの運転でめちゃくちゃ神経使ってヘトヘトになりますけどね。