令和2年1月21日の横浜市の記者発表により、ブルーライン延伸に関する4駅の設置予定箇所が発表されました。有名な駅ではなくとも、鉄道の駅があれば発展するかもしれませんし、駅チカは不動産価値も上がると予測されますので、どこに駅ができるのか皆さん注目されているかと思います。今回は発表内容に沿って、予定駅位置をみていきます。
ブルーライン延伸によってできる駅の予定位置は4箇所
ご覧の通り、今回の延伸区間に新設される予定の駅は4箇所となります。
- 嶮山付近
- すすき野付近
- ヨネッティー王禅寺付近
- 新百合ヶ丘駅付近

基本ルートが3本から1本に絞られた時点、おおよそ予測されていた通りのエリアに駅が設置されることとなりました。
駅周辺のまちづくりの方向性
横浜市発表の記事を引用させて頂きますが、予定駅位置の今後を左右することとなる方向性はこのようになります。
横浜市高速鉄道3号線の延伸に伴う駅周辺のまちづくりの方向性
●あざみ野駅
参照:横浜市記者発表資料「横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸「あざみ野~新百合ヶ丘」概略ルート・駅位置が決定しました!」
交通利便性を生かし、規制・誘導的手法等により商業・業務・文化機能の集積を中核とする拠点づくりを進めます。
●嶮山・すすき野付近
地域の状況に合わせ、周辺の環境にも配慮しながら、生活拠点としてまちづくりを進めます。
●ヨネッティー王禅寺付近
路線バス等の円滑な駅アクセスを可能とする交通結節機能の強化等による川崎市北部地域の公共交通ネットワークの充実とともに、周辺の住環境に配慮しながら、地域資源の活用等による賑わいの創出など、駅周辺の活性化に資するまちづくりを進めます。
● 新百合ヶ丘駅付近
民間活力を活かした土地利用転換の誘導や交通結節機能の強化、駅周辺の回遊性向上を目指し、ハード・ソフト両面での総合的な取組により、広域拠点にふさわしいまちづくりを推進します。
新百合ヶ丘駅付近についてはいうまでも無く、現新百合ヶ丘駅の機能の一部となるわけですから、今の新百合ヶ丘がさらに発展するイメージで問題なさそうです。
ヨネッティー王禅寺付近はぜひとも駅が設置されてほしかった場所です。ヨネッティーはもちろんのこと、田園調布大学もありますので、利用者は一定数担保できそうです。
嶮山・すすき野付近。さて、こちらが難しいです。嶮山は以前にも書きましたがおおよそあざみ野ガーデンズで決まりでしょう。ガーデンズ付近に設置せず、あざみ野駅寄りのどこかに設置したら驚きです。メリットがない・・・。難しいのが「すすき野付近」。どこに設置してもメリットがないのでは・・・。今後は「すすき野付近」のどこに駅があると便利で将来性もあるのか考えていきたいと思います。
駅設置の基本的な考え方
今後、駅の場所を予測するうえで必須となる「駅設置の条件」的な記述もありましたので引用させて頂きます。
概略ルート・駅位置の基本的な考え方
参照:横浜市記者発表資料「横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸「あざみ野~新百合ヶ丘」概略ルート・駅位置が決定しました!」
○ 周辺の地形や土地利用、交差構造物等への影響を考慮し、地下トンネル構造を基本としたうえで、横浜市高速鉄道3号線における既設のあざみ野駅から、小田急線新百合ヶ丘駅南口付近まで延伸します。
○ 新駅については、駅間隔を横浜市営地下鉄の既存駅と同様の間隔を基本とし、4駅とします。
○ 横浜市側のルートについては、道路下などの公有地を有効活用し、既設のあざみ野駅から横浜・川崎両市の市境となるすすき野付近までを基本とします。また、駅位置については、嶮山付近及びすすき野付近を基本とします。
○ 川崎市側については、北部地域の公共交通ネットワークの充実や、駅周辺の活性化を図るため、ヨネッティー王禅寺付近に駅を設置するルートとします。
「駅間隔を横浜市営地下鉄の既存駅と同様の間隔を基本とする」
ブルーラインは32駅あり、始発終着のあざみ野駅を湘南台駅の2駅を除くと30駅です。全長40.4kmを単純に30駅で割ると1.35kmになりますので、これを基準感覚として新駅を設置してく考えということになります。
あざみ野駅からあざみ野ガーデンズはばっちり1.35kmくらいでしょうか。こうなるとすすき野付近が本当にわかりません。無理やりすすき野に設置するとどこなのか・・・。市の職員ではないですが、本格的に調査していきたいと思います。
以前に予測した内容からどのように変わるかお楽しみに!
すすき野駅はどこにできるのか?問題については様々憶測があり、旧スーパー共栄跡地が濃厚なのではという噂を聞きましたが、一戸建て建設中ということでここは違うようです。となると、すすき野東急なのでは・・・。
